「乙女の教科書」 おおたうに

今回は小説ではなく、イラストレーターさんの本です。
このイラストレーターさんの描く女の子がかわいいです。

私の今年の目標におしゃれを研究することというのがあるのですが、(笑）この本はまさに私のファッションの教科書となっています。

まだ私には早いかなという服もあるのですが、シルエットがかわいくて参考にしています。この本を見てからは季節に合った色というのも気にするようになりました。

中でも興味を持ったのが大人のためのレトロテイスト。60年代の服が好きな私はぜひ挑戦したい！と思ったのですが、けっこう研究しないと失敗しやすいらしいですね。先に読んでおいてよかった。がんばって研究したいと思います。

「坂道のアポロン」 小玉ユキ

60年代が舞台なので、その時代の「外国映画に出てくる女の子」をイメージしました。

このマンガはまず絵がとても好きです。シンプルで見やすい。

こういう昔のマンガやファッションがすごく好きなので、

部屋の様子やりっちゃんの服に注目するのも楽しいです。

そしてなんといってもジャズが聴きたくなる！というか聞くようになりました。

ドラマや映画になって音楽もいっしょに楽しめたらいいな！

 

無題

galleryに秋期限定栗きんとん事件、麦の海に沈む果実の絵をupしました

upの情報もめもでお知らせします

はやくweb拍手のお礼絵もかかなくちゃ

「麦の海に沈む果実」 恩田 陸

「理瀬は不思議そうな顔で黎二を見上げた。黎二は横顔でちょっとだけ笑った。」


恩田陸さんの小説が大好きなのですが、この作品がいちばん好きかもしれません（>_< ）

家庭の事情でほうりこまれた子が通う湿原上の寄宿学校を舞台にした作品です。

といってもハリポタのとは異なった暗い雰囲気で現代日本と思えない不思議な感じがいいです。ほんとはもっと描きたいシーンがいっぱい！

理瀬の考察に、

女の子はだいたい、『赤毛のアン』派か『若草物語』派の二つに分かれる。理瀬は後者だった。延々と続くアンのお喋りに耐えられなかったのである。『赤毛のアン』が好きな女の子は、女の子っぽい子が多いと思う。かわいいものが好きで、キャーっと叫んでグループを作り、みんなでお揃いのリボンを買ったりする。『若草物語』を好きなのは―――自分みたいな子だ。どちらかといえば一人でいる方が好きで、仲良くもないのに群れるのはつまらないと思い、うんと気の合う子が一人か二人いればいいと思うような子だ。

というのがあるんですが、そうそう！！と納得。私も後者ですね。

でも、前者の女の子には後者の考えは理解されにくいんじゃないかなと思います。

どっちもあっていいじゃんと思うんですが、学校にクラスというものがある以上

前者の方が生きやすいんじゃないかなと。

それから、ヨハンの言葉に

自分の美しさに気付かないというのも、ただの無知で、怠慢ぢょ。自分の美しさに傷つくデリカシーのない女の子って、僕にとってはきれいな女の子じゃない。

というのがあって、人はきれいな方が絶対に生きやすいと思っていたのではっとしました。

美しくて居心地の悪い思いをすることもあるんですね。

実際私は、どんな顔か、よりもどんな格好をしているか、のほうが重要かと思うんですが・・。

「秋期限定 栗きんとん事件」 米澤穂信

青春ミステリ、小市民シリーズの最新刊です。

トロピカルパフェ事件につづき、

今回も小佐内さんの不可解な行動の真意が明らかになっていくところが見どころです。

そして今回もスイーツがおいしそう！

でも、今回は「栗きんとん」「マロングラッセ」に意味が込められていて、

現在の自分から変わりたいと悩むところが青春ものとしての見どころでしょう。

本筋のほかにも小鳩君と仲丸さんのデートの中で出てくる小ネタも面白い！

仲丸さんの話の先が読めてしまっているが、

小市民でいるためには正解を言ってしまってはいけないと気をもむシーンなんかがあって、

小鳩君が謎を解くだけの名探偵ではない、

目立たないようにしよう、普通でいよう、とする普通の高校生だというところがいいんです。